シャンゼリゼ通りを歩いていた。 誰かに心を開いて挨拶をしたかった。 その誰かが君だった。 君といろんなことを話し、それだけでどんどん親しくなれた。 シャンゼリゼ通りには、晴れの日も雨の日も、 昼間でも夜中でも、欲しいものはなんでもあるんだ。 君は言った。「地下で人と会う約束があるの。 彼らは朝から晩までギターを弾いて暮らしているのよ。」 だから僕は君と一緒に行って、一緒に歌って踊ったんだ。 そして君を抱きたいだなんて、考えもしなかったんだ。 シャンゼリゼ通りには、晴れの日も雨の日も、 昼間でも夜中でも、欲しいものはなんでもあるんだ。 昨夜は知らない同士だったのに、 長い夜を共にして今日からは恋人同士。 夜明けには、エトワール広場からコンコルド広場の間で 鳥達が豪華なオーケストラを組んで、恋の歌を歌うのさ。 シャンゼリゼ通りには、晴れの日も雨の日も、 昼間でも夜中でも、欲しいものはなんでもあるんだ。